-
ICDSキャリアコンサルタント養成講座
2016年4月に施行された職業能力開発促進法により ・・・
もっと詳しく -
キャリアコンサルタント資格を取るメリットって?
キャリアコンサルタントの資格は需要が高く、転職の武 ・・・
もっと詳しく -
キャリアコンサルティング技能士2級資格取得におすすめの講座3選
まとめ 今回は、キャリアコンサルティング技能士の資 ・・・
もっと詳しく -
メンタルヘルスケアとキャリアコンサルティングには関係がある?
現代社会では、働く人びとのメンタルヘルスが重要な課 ・・・
もっと詳しく -
関西カウンセリングセンター
キャリアコンサルタントとは2016年4月に創設され ・・・
もっと詳しく
キャリアコンサルタントを目指す際には、相談者のキャリア支援に特化した需要の高い資格であることが気になるでしょう。その中でもとくに注目されるのは、キャリアコンサルタントになるためにかかる費用です。この記事では、キャリアコンサルタントの資格取得にかかる費用について詳しく解説していますので、参考にしてください。
キャリアコンサルタントになるためにどんな費用が必要?
キャリアコンサルタントになるためには、まず厚生労働大臣が認定した養成講座の受講が必要です。次に、キャリアコンサルタント試験を受験します。
試験に合格した場合、国の名簿に登録して、晴れてキャリアコンサルタントを名乗ることが可能です。
資格取得までの費用は以上ですが、加えて資格を更新する費用も必要になるため、頭に入れておきましょう。それぞれの費用の詳細を解説します。
キャリアコンサルタント養成講座
キャリアコンサルタント養成講座の費用は30万〜40万円ほどかかります。キャリアコンサルタント養成講座の内容は、必要な知識、技能の習得を目的とする150時間分のカリキュラムです。
3年以上の実務経験がある場合は受講を免除されますが、専門知識を身につける意味でも受講が推奨されています。通学だけでなくオンライン受講が可能な会社もあるなど、自分にあったスタイルでの受講が可能で、受講形式により費用に差が発生します。
テキストのみの講義は比較的リーズナブルな場合が多いでしょう。しかし、費用が安いだけで講習を選ぶことはおすすめしません。
養成講座の最終目的は、キャリアコンサルタント試験に合格すること。費用が安い講習を選んだものの質が悪く、合格するに足りる知識や技能が身につかなかったとしたら本末転倒です。
キャリアコンサルタント養成講座は、開催する会社によって費用と内容が違っています。内容を重視し、費用対効果が高い会社を選びましょう。
キャリアコンサルタント試験
キャリアコンサルタント試験は、学科と実技試験に分かれています。費用は、学科試験が8,900円(税込)、実技試験は2万9,900円(税込)です。
登録費用
キャリアコンサルタント試験に合格したら、名簿への登録が必要です。登録費用は登録手数料と登録免許税が必要で、合計で1万7,000円(非課税)です。登録費用はキャリアコンサルタントとして活動するうえで必ずかかるので覚えておきましょう。
更新費用
登録が終わると、キャリアコンサルタントとして胸を張って活動をスタートできますが、5年ごとに更新しなければならない資格であるため注意が必要です。
更新には8時間の知識講習と30時間の技能講習からなる更新講習を受ける必要があり、費用は合計で12万円ほどです。講習を開催する会社によって内容と費用が異なるため、コストパフォーマンスのよい講習を選択しましょう。
また、更新講習が終了したら更新手数料として8,000円(非課税)が必要です。
更新費用は5年ごとにかかる費用であり、とくに更新講習が非常に高額です。キャリアコンサルタントとして活動するうえで必要な費用ですので覚えておきましょう。
無料で資格を取る方法はある?
キャリアコンサルタントになるには養成講座と試験、登録が必須であるため、無料で資格を取ることはできません。
キャリア相談の仕事を3年以上している方は、基本的な知識と技術が備わっているとみなされ養成講座の受講が必要なく費用を抑えられますが、試験と登録料は必要です。
キャリアコンサルタントになることを希望したら、計画的に学習を進めるとともに、費用を捻出しておきましょう。
助成金で講習費用の最大70%が支給される
キャリアコンサルタントの講習は、助成金を利用することで講習費用の最大70%が支給されるお得な制度があります。要件を満たすことで、キャリアコンサルタント養成講座費用の50%が支給されます。
また、受講終了後に資格を取得し、1年以内に保険者として企業に雇用されることで費用の20%が支給されるという制度もあります。
助成金を受けるには、ハローワークでジョブカードを作成し、申請する必要があるため、手続きを面倒に感じる方がいるかもしれません。しかし、うまく活用することで高額になる講習費用のほとんどが戻ってきます。
お得な助成金制度ですが、養成講座のすべてが助成金の対象であるとは限らない点に注意しなければなりません。一部では、助成金の対象ではない講座もあります。助成金を受給するつもりだったのに、よく調べていないと助成金の認定対象外とされる場合があるのです。
助成金の支給を希望する場合は、受けたい講習が助成金の対象であることを必ず確認しましょう。助成金を活用することで、金銭的な負担を減らせるため、よく調べることをおすすめします。
まとめ
キャリアコンサルタントになるためには養成講習費用、試験費用、登録費用、更新費用がかかります。3年以上の実務経験があれば養成講習は免除されますが、それ以外の費用はかかるので、計画的に費用を貯めておきましょう。中でも、養成費用と更新講習は高額です。
しかし、養成講習に関しては、手続きを踏むことで最大70%の費用が戻ってくる制度があります。うまく活用することで、費用を大幅に抑えてキャリアコンサルタントとして活動できるため、手続きをしっかりと確認しておきましょう。さらに、キャリアコンサルタントを維持するにも多額の費用がかかります。キャリアコンサルタントとしての活動に支障が出ないように、更新費用にも注意してください。