給付金制度が使えるキャリアコンサルタント養成講習3選

一般社団法人地域連携プラットフォームのキャリアコンサルタント養成講習は、2020年度より専門実践教育訓練給付金の対象講座に指定されました。一定の条件を満たす場合、受講費27万円（税込）（4月開講コースより29万7,000円（税込））の最大70％の給付金を受け取ることができます。低価格で受講可能なうえ、最短1.5か月で修了できることや充実した受験対策講座が用意されていることも魅力的です。

受験対策講座にはキャリアコンサルタント養成講習の受講者だけが参加でき、1回あたり2時間500～2,500円です。大学の名誉教授や1級キャリアコンサルティング技能士、ベストセラー受験対策本の著者といった合格への道を知り尽くした講師陣が試験合格対策とともに、実務上で役立つ講義を行っています。

キャリアコンサルタント養成講習の特徴の1つとして、合格後の独立開業を支援してもらえることが挙げられます。一般社団法人地域連携プラットフォームは独立時における創業支援を行う「創業スクール」の実施団体であり、志木市や志木市商工会と連携して多くの起業家を支援しました。創業スクールのノウハウを活かした国家資格取得後の独立開業のサポートが期待できるでしょう。

そのほか、5年ごとに受講が必要なキャリアコンサルタント更新講習「組織キャリア開発士」「キャリアコンサルティング技能士2級・1級」のような上級資格の資格取得に向けての研修なども用意されています。

キャリアカウンセリング協会により運営されているGCDF-Japanは、2001年よりアメリカ発祥のキャリア支援者養成プログラムであるGCDFプログラムを展開しました。GDCF（GlobalCareerDevelopmentFacilitator）は、世界15地域で採用されているアメリカCCE,Inc.認定のグローバル資格のことです。

2016年からは専門実践教育訓練給付対象のキャリアコンサルタント養成講習としても実施しています。体験学習を中心として、キャリア開発や支援に必要な幅広い知識と実践的な技能を身に付けることができるカリキュラムで、人材サービス企業や企業の人事担当などキャリアコンサルティングの仕事に従事している人たちから高く評価されています。

1クラス15名程度の少人数制クラスで、12日間にわたりさまざまなシーンを想定した実践的な内容を学べるでしょう。クラス担任制を採用し、企業・教育現場などにおいてキャリアコンサルティング経験豊富な講師が、生徒1人ひとりに対して充実したサポートを行います。

キャリアカウンセリング協会で実施している「CCA実力診断プログラム（ベーシック）」は、キャリアコンサルタント試験本番と同じ学科・実技（論述と面接）試験を受験できるため、模擬試験として最適です。試験結果やフィードバックなどがもらえ、自分の現在の課題やレベルが分かるので参考にしてください。合格すればGCDF-Japanキャリアカウンセラー資格の認定申請手続きも行うことができます。

第1線のキャリアコンサルタントとして活躍し続けるためには継続的な学習が求められますが、GCDF-Japanでは国家資格取得後の学習サポート体制も充実しています。キャリアカウンセリング協会の提供する40個もの講習がキャリアコンサルタント更新講習に指定されていて、これは業界最大級です。

メンタルヘルス・障害者支援・組織開発をはじめとするさまざまな講習が開講されているので、チェックしてみてください。キャリアコンサルタントよりさらに上のレベルを目指す人には、スーパーバイザー試行養成講習も用意されています。

大原では、国家資格を取得するためのキャリアコンサルタント養成講習や資格更新のためのキャリアコンサルタント更新講習などを提供しています。大原のキャリアコンサルタント養成講習の特徴は、知識編を自宅で学習し、演習編を大原の校舎で受講するスタイルであることです。知識編と演習編を並行して学習することにより最短3か月で修了でき、仕事や大学の授業と両立できるのは大きなメリットといえるでしょう。

大原オリジナルの教材は、キャリアに関する理論をはじめ、カウンセリングの実務に関する知識や技能など、国家資格キャリアコンサルタントについて必要な情報がすべて詰まったオリジナル教材で、最新の試験範囲までカバーされています。

大原のキャリアコンサルタント更新講習は、4つの技能講習をオンラインで随時開講し、自分のスケジュールに合わせて受講するスタイルです。経験豊富な講師陣が必要な知識を丁寧に指導してくれます。また、養成講座終了後に無料の試験対策セミナーがあったり、受講生が集中して合格を目指せるように自習室・教室を無料解放したりと、充分なサポートが期待できます。